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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日、原作は実話? [話題]

「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」という映画の予告CMがよく流れてますが
東アジアや北米、欧州ではすでに公開されていて大ヒットの作品です。
トラと漂流した227日という具体的な日数の入ったサブタイトルを見ると、これって実話なの?と思う人も多いと思います。

原作はカナダ在住スペイン生まれの作家ヤン・マーテルが2001年に書いた『パイの物語』(Life of Pi)。




ジャンル的にはファンタジー冒険小説という感じでしょう。

この「パイの物語」は1996年春に、作家として行き詰まりを感じていた著者が新作小説執筆のため訪れた南インドで出会った、フランシス・アディルバサミという老人の話を元に生まれた作品なのだとか。
老人が話してくれたのは、不思議なパイ・パテル氏の物語。帰国した著者は、パイ本人から十数年前に、16歳の少年パイが一艘の救命ボートに動物たちと共に残され、太平洋上を227日間さまよった驚くべき漂流譚彼の辿った数奇な運命の全貌を聞き執筆した物語こそがこの映画「ライフ・オブ・パイ」の原作なんですね。ということは小説としても脚色はあるもののあらすじに関してはモデルになった実話があると言ってもいいのかも。ネタ元は少年とトラで難破したのではなくて、他の動物で何頭かいたらしいですが、あまりネタバレになってもよくないですよね。それにしてもこんな遭難が現実におきて、さらに生還した人物がいるなんて驚きです。事実は小説よりって、こういうことなんでしょうねー。

じっさい「パイの物語」として発表されたこの冒険小説はイギリスの2002年度ブッカー賞という賞を受賞したほどのベストセラーになりました。すでにアカデミー賞監督アン・リーですが、「ブロークバック・マウンテン」の8部門ノミネートの最多記録を更新し、今回は11部門でのノミネート。その際の受賞数3部門も塗り替えてしまう気がします。

↓この作品の生まれた経緯などに関してこちらでもちょっと読めました。
パイの物語 上 竹書房文庫 / ヤン・マーテル 【文庫】楽天


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